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ワンポイントアドバイス

滝の流れを撮るシャッタースピードは? 流れ落ちる滝の質感描写は1/15〜1/30秒で確実に糸状になります。清流では1/2秒以下にを基準に絞りとの調整になりますが、明るい条件での強い光の中では、光量調節ができるフィルターを使用し、スローシャッターでも撮れるようにします。滝は周囲が暗いばあいが多いのと滝の白飛びにならないため、露出はアンダーぎみに撮影した方がよい結果となります。

ブレた写真はダメ? 写真撮影の失敗でブレは禁物、とくに記念写真でのブレはないに越した事はない、しかし意図がありそれが偶然でも作品に面白味を付けることができれば、ブレは表現力の一つとなります。左の写真は風を表現してみました。偶然でしたが・・
白はプラス補正、黒はマイナス補正?

基本的な露出補正は白い被写体はプラス補正黒い被写体はマイナス補正とされていますが、この常識は画面に占める大きさで判断されなければなりません。左のような場合プラス補正しますと、白い雪のグラディーションが飛んでしまいます。(上の画像)補正するかどうかは画面配分と周りの露出を考慮して決めましょう。

デジカメで日中の太陽を撮ってはいけない?

風景写真で撮影素子が太陽のような強い光を受けたときに、周囲の素子に光が漏れて太陽が大きく写ったりするスミアとよばれる光線が発生することがある。コンパクトカメラでは絞りとシャッター速度の上限を超えた露出となる場合もあるので、日中の太陽の撮影は注意が必要です。朝日、夕日の撮影でも太陽が赤いうちはよいのですが、白くなったらNDフィルターなと工夫が必要になります。

デジタル画像の比率はフィルムの比率と違う?

↑ 上の写真が「3:4」

↓ 下の写真が「2:3」

デジタルカメラの画像の面積の縦横比率は画像素子の大きさに関わらず、コンパクトカメラは「3:4」一眼レフカメラは「2:3」の比率が適用されている場合が多い。「3:4」は6x4.5判、「2:3」は35mm判フィルムに相当する。パソコンの壁紙にする目的がある場合は、ディスクトップの縦横の比率に合わせ設定しないと、表示された画像が変形してしまうので注意が必要です。

バックは単純なものほど主題が生きる?

色の組み合わせを考えたとき主題と背景が補色関係の場合、尚いっそう強調することができます。そして、視覚的印象による形配分の画面を構成しやすく、初心者にとって構図を考えた作品にできるのではないでしょうか。

デジカメでの露出オーバーは致命傷?

デジカメでの風景写真の露出アンダーはレタッチソフトの画像処理で補正がある程度まで効きますが、露出オーバーとなった場合、ハイライト部分が飛んでしまい画像としてなにも残らないため致命傷となります。オーバー気味に撮影したいときも、もう一枚アンダーの写真を撮っておきましょう。

開放絞りで撮影してはいけない?

デジタル一眼カメラでは、撮影素子の構造上フィルム以上にレンズの性能が現れます。特に開放絞りでの撮影は周辺光量不足が発生しやすい。特に35mmフルサイズの撮影素子を持った一眼レフのカメラでは顕著に現れますので空を入れた写真などは1段絞ることを心がける必要があります。

AF(オートフォーカス)ならピント合わせはカメラまかせでOK?

100%AFを信頼するのは危険、特にマクロでの撮影はフォーカスエリアのモードにより最も手前の位置でフォーカスされてしまい、花を撮る時など花の中心のシベにピントを合わせるのが基本ですが花びらにピントが合ってしまう場合があるので、このような時はマニュアル撮影で行います。

スローシャッターでの撮影はシャッター速度優先で撮る?

滝などの風景写真をスローシャッターで撮る場合、効果がハッキリ現れるのが1/8秒以下で、その値でシャッター速度優先で撮ろうとすると失敗が起こりやすい。日中明るい場所での撮影では絞りの値がカメラの機能を上まってしまいシャッターが押せないか、露出オーバーとなってしまいます。この場合、絞り優先のモードでいっぱいに絞り込みシャッター速度を確認して撮る方が失敗が少ない。

 

 


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